それをイメージしていただくために、ある1日の流れを追ってみました。
出勤・点呼・点検
出発の30分前には出勤。アルコールチェックや健康状態の確認を受けたら、バスの空気圧をチェックしたり、「○○御一行様」というステッカーを掲示したりして準備を行います。座席やミラーの確認なども忘れずに。
出発
集合場所の名古屋駅へ向かいます。名古屋駅前は停車時間が10分しかないため、早めに着いた場合は近くで待機。
集合場所(名古屋駅)に到着
運転席から、乗車されるお客様一人ひとりにあいさつ。停車時間に制限のない場合は、バスから降りてお迎えすることもあります。ツアーのお客様がほとんど。ときどき、社員旅行や遠足のお客様もいます。
滋賀県の多賀SAにて休憩
ドライバーもお客様と同じように外の空気を吸いに行くなど、休憩を取ります。景色のいい場所だと写真を撮ったりもします。
金閣寺
観光スポットに着いたら、「いってらっしゃーい」と笑顔で送り出します。京都日帰りツアーの場合、到着後、観光スポットをひとつ経て昼食になるケースが多いです。観光地ではドライバーは基本バスで待機ですが、初めて行く場所だと散策することも。
昼食
施設によっては乗務員室という呼ばれるドライバー専用の部屋があり、そこで用意される乗務員食を食べます。近くでお弁当を買ってきてバスで食べることもあります。
自由行動
京都ツアーはお客様の自由行動の時間が長めにとってあるため、その間はドライバーも自由時間。ただし、場所によっては駐車場にバスを停めておけないこともあるため、指定の場所へバスを回送し、時間まで待機します。昼食後は仮眠をとったりしながら、思い思いに過ごしています。
京都を出発
集合時間の20分前には、観光バスも待機場所から集合場所へ。添乗員さんがお客様全員戻ってこられたことを確認したら、帰路につきます。
(途中、休憩を経て)名古屋駅到着
運転席から降車されるお客様一人ひとりに「ありがとうございました」と声をかけながらお見送りします。忘れ物などがないかチェックをしたら、会社へ戻ります。
帰社
点呼、洗車を終えて帰宅します。おつかれさまでした。
※日帰りツアーと宿泊ありのツアーの割合は半々くらい
宿泊ありの場合は、だいたい19:00頃には解散、ホテルや旅館にチェックイン。
23時頃には就寝します。
※外国人観光客のツアーの場合は7泊8日など、ロングステイになることも。
ひとつの観光スポットの滞在時間が短めで、多くの場所を回る場合が多いです。